2017年1月22日日曜日

ローリスク ハイリターン!分散投資の威力(2)

前回の続きで、分散投資によって、期待リターンを維持したまま
リスクを下げることについて考察します。
 リターンとリスクの間には次の関係がありました。

  (リターン) = (期待リターン) + (リスク)

マーケットが合理的であれば
期待リターンが高いほどリスクも高いとされています。
どうでもいいことですが、リスクは正規分布に従うと仮定します。
期待リターンとリスクが同じで独立な動きをする2つの銘柄に
半分づつ投資すると、期待リターンは変わらず
リスク(標準偏差)は 0.7 倍程度になることが(分散が 0.5 倍)
統計学(正規分布の再生性)から分かります。

2つの銘柄が独立な動きをするというのは、非現実的な仮定ですが
相関があってもリスクを抑える効果はあると考えられます。
動きに相関が高いほどリスク低減効果は低くなります。

分散投資により、期待リターンは投資した銘柄の(加重)平均値になり
リスクは低減されますので、非常に効果的と考えられます。
高い利回りを実現している投資家の中には
集中投資をしておられる方も多いです。
期待リターンが極めて高い銘柄を見つけることができる方で
そのような銘柄を数多く見つけることは難しいから
集中投資をされているのではないかと思います。




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