参考にしている主な指標には以下のものがあります。
- 配当(+優待)利回り
- PER
- PBR
- ROE
- 自己資本比率
妥当な PER は15倍とされています。これは経験則で導かれた数値で、株式の平均利回りは 6.7% ということを意味しています。PER の視点から単純に判定すれば、PER が15倍以上なら割高、以下なら割安と言えます。グレアムは投資対象を PER 15 倍以下にするよう推奨しています。
PER を投資判断に使う上での注意を説明します。通常 PER の計算には予想 EPS が使用されます。予想 EPS はある日突然修正されることがあります。この時、株価は変わらなくても PER は変動します。下方修正だった場合、PER が上昇して割高になり、その結果売られることになります。PER は不安定な指標ですが、それでも判断基準としては重要です。
PER は会社の成長性に対する期待とも解釈されています。この解釈は私が投資を始めた頃には見かけませんでした。成長が期待される銘柄の PER は高いです。成熟産業の PER は低い傾向にあります。高 PER の銘柄は相当な成長期待をしょっていますので、期待を裏切るとあっという間に株価は暴落します。高 PER への投資は上級者向けで、私のような投資家は手出し無用です。
PER はバブルの判定にも使えます。IT バブル時の IT 関連銘柄の PER はかなり高く、100倍を超えるものもあったと思います。10年以上先の成長まで織り込んだ株価になっていました。最近では、RIZAP グループが100倍近くまで行きました。100倍を目安に売り抜けようと思ったのですが、直前で失速して天井では売り抜けられませんでした。現在の日経平均の PER は13倍台ということですので、私はリスクオンです。
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